出発まで

 家族にとっての初めての海外旅行。パスポートの取得から始めないといけない。長女は卒業旅行で少し前に取得していたが、お父さんの10年のパスポートは昨年失効していたので、家族合わせての4人分は、けっこう出費になった。また、オーストラリアはETAという電子ビザのようなものを事前に申請(アメリカのESTAのようなもの)しなければならないが、一人$20。旅行社に頼むとさらに手数料がかかるのでインターネットで自分で行った。また旅行保険もネットで割安のところを探して入った。やっぱり大人5人は費用がかかるが、まあ仕方がない。
 3月の連休をうまく利用して、会社の休みを最小限にした。当初、息子が受験に失敗したら、どうしようかと思っていたが、無事受かってくれた。二女は合格発表待ちの期間になっていたが、こちらも合格してくれた。とにかく息子が浪人しないことが決まりホッとした(予備校代が節約できた)。ただ、出発1週間前の3/11に発生した東日本大震災で、出発時には何か申し訳ない気持ちになったのも確かである。
 家族で海外旅行は初めてなので、持っていくものの準備も少し苦労した。足りないスーツケースは知り合いの人に借り、電源プラグのアダプターやいろいろ小物も用意した。ただし、オーストラリアは持ち込み品について厳しく規制されており、ビスケットのような乳製品やカップヌードルといったものも不可であったので夜食やおやつは用意できず、現地のスーパーマーケットを活用した。
 関西空港までのアクセスであるが、家族5人なのでそこまでいく交通費もかかるので、自宅から車で空港まで行った。空港の駐車場の料金は高いので、民間の業者に車を預けた。家族でバスや電車を利用するよりも安く、荷物も家から空港まで直接運べるので、この方法にしてよかった。
 関空の出国ロビーがあるのは4Fである。旅行社のデスクに寄って、ジェットスターのカウンターでチェックインを行った。とても混んでいたが、周りの外国の人は地震とFUKUSHIMAの話題が多かった。20:25出発で時間があったので、トンカツのKYKで夕食をとった。これが後で失敗となる。航空会社のジェットスターはカンタス航空の子会社で、ローコストを看板にしているが、それほどサービスは悪くなかった。本来、機内食は別途料金を払うことになるが、ツアー料金に機内食が入っていた。離陸後の真夜中12:00前くらいに夕食が配られてきた。もうお腹いっぱいである。そして、その5時間にまた朝食。機内食がついているのはわかっていたが、2食もあると思わなかった。機内で食べすぎの状態になった。

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